６年前のことです。ヤマドリ猟に行くため吉野川の土手を車で走っていると、前方の土手法面に雄キジの姿が見える(写真）ではありませんか、車を止めて、外に出るも逃げるようでもなく、不思議に思い近づくと、何とキジの方からも私に接近してきたのです。私は、思わず手を出すと、キジは私の手のひらを興味深くつつき出し（写真）、私は思い切ってキジの体を掴み撫でてやり、そして離すとまた近づき手をつつきに来るのです。こんなやり取りが、しばらく続き、あまりにものこのキジが愛おしくなり、連れて帰ろうと思いましたが、よく考えるとここが保護区であることを忘れていました。残念でしたが、仕方なく別れることにし、キジにサヨナラをして、車が走り出して、しばらく後ろを追っかけてきましたが、見えなくなりました。その後度々会いに行きましたが、二度と見ることはありませんでした。本当に不思議な夢のような出会いでした。
