猟用刃物の手入れ

猟期も終わり登録証等の返納など一連の事務作業が終わりました。そして本日、猟用の刃物を手入れして収納しました。特に剣鉈など鋼類は錆びやすいので刃物用の油を使い手入れをしてケースに収めました。来期も多くの出番があることを願いたいものです。

 

土佐の名工土居良明処女作の小猪刀を手入れしています。30年近く酷使しましたが刃こぼれしたことがありません正に秀逸の名品です

右は土居良明処女作の小猪刀、左はムエラのボウイ共に止め刺し、血抜き等用。ムエラはスペインの老舗だけあってデザイン、切れ味共に申し分ありません

鹿の皮剥等用の小型ナイフ。右はIRAIUTAKI、左はケン・リチャードソン。ケンはアメリミズーリ州の田舎鍛冶職人が作ったナイフで少し荒削りな仕上がりですが、切れ味はまずまず、そしてハンドルの後ろに鹿の爪の彫刻を入れたり、シースは革の紐を編んで仕上げたりと、粋な小細工がアメリカ的で面白く気に入っています

ヤマドリの腸抜き用バードナイフ・WESTERN。刃の切れ味は今ひとつですがデザインが気に入り25年前熊本に旅行したとき、地元の銃砲店で入手しました。アメリカ製です

鹿の足首等の切断用小型手斧・越後三条水野製作所謹製。怖いほど良く切れます。正に至高の逸品です