花盛り・・・

今年も庭の木々に綺麗な花を咲かせて、爽やかなこの季節を満喫するかのように咲き誇っています。今年は桜の開花が少し遅かったので、それに合わせるように幾分か遅れているように感じます。4ヶ月半におよぶ長い猟期が終わり、一昨日猟銃の一斉検査も無事終了し、次は来月の18日から有害鳥獣駆除(カラスの駆除)が始まり忙しくなりそうです・・・。

義母の残してくれた牡丹も綺麗に咲いています

卯の花です。純白の可憐な花です。別名ウツギ

秋篠宮家に縁のあるキモッコウバラです。棘のない薔薇です

アジュガです。(ジュウニヒトエの仲間です)

白藤です。(数年前枯れた梅の木に絡ませました)

 

幻のヤマドリ・・・


今から20数年前、徳島県北部のM谷で見たヤマドリが今も脳裏に焼き付いています。おそらくこれまでに見たヤマドリの中でも最大でなかったかと思います。当時使役していたラブラドールリトリーバーがこの谷の奥部で追い出しましたが仕留めることが出来きず、その時に見た尾の長さは優に1mは超えていました。その後、何度となく通いましたが出合うことはありませんでした。現在は途中、落石で奥へは車が入れず、谷の入り口から徒歩でなければ入れないため、ここ数年入っていませんが、もう体力が・・・。しかしあの幻のヤマドリにもう一度出合いたいものです。

上の尾羽がこの谷のヤマドリの尾羽です。節間が長いのが特徴です

この谷で獲ったヤマドリです。尾羽は90cm近くあったと記憶しています。(フィルム時代の写真を転写した画像ですご了承下さい)



猟用刃物の手入れ

猟期も終わり登録証等の返納など一連の事務作業が終わりました。そして本日、猟用の刃物を手入れして収納しました。特に剣鉈など鋼類は錆びやすいので刃物用の油を使い手入れをしてケースに収めました。来期も多くの出番があることを願いたいものです。

 

土佐の名工土居良明処女作の小猪刀を手入れしています。30年近く酷使しましたが刃こぼれしたことがありません正に秀逸の名品です

右は土居良明処女作の小猪刀、左はムエラのボウイ共に止め刺し、血抜き等用。ムエラはスペインの老舗だけあってデザイン、切れ味共に申し分ありません

鹿の皮剥等用の小型ナイフ。右はIRAIUTAKI、左はケン・リチャードソン。ケンはアメリミズーリ州の田舎鍛冶職人が作ったナイフで少し荒削りな仕上がりですが、切れ味はまずまず、そしてハンドルの後ろに鹿の爪の彫刻を入れたり、シースは革の紐を編んで仕上げたりと、粋な小細工がアメリカ的で面白く気に入っています

ヤマドリの腸抜き用バードナイフ・WESTERN。刃の切れ味は今ひとつですがデザインが気に入り25年前熊本に旅行したとき、地元の銃砲店で入手しました。アメリカ製です

鹿の足首等の切断用小型手斧・越後三条水野製作所謹製。怖いほど良く切れます。正に至高の逸品です

 

今猟期無事終了・・

4ヶ月半に及ぶ猟期が本日無事終了しました。金曜日から中央部の猟場へシカ狙いで出猟しましたが、狙いの巨大三叉を仕留めることが出来ませんでした。解禁当初より通行止めだった標高の高い南方方面のポイントへの通行が先日やっと解除となり、残り2日間出かけました。するとやはりハンターが入って無かったせいか、いきなりシカ、ヤマドリのオンパレード、ヤマドリに至っては繁殖期前とあって、縄張り争いに出くわし何と三つ巴戦を見ました・・・一対一はよく見ますが、三つ巴は初めてです。写真に収めたかったのですが、逃げられてしまいました。その後尾根にある標高1000mを超える林道で大きな三叉ジカが前方を横切りましたが、逃げられてしまいました。もう少し早く通行が解除できていれば・・・残念です。しかし今期無事終了出来て何よりです。来期も頑張ります。

標高4085フィート「約1200m」付近まできました(GPSメーター)

こんな高い所にヤマドリが・・・早く帰れと言わんばかりにホロ打ちをされました

天然記念物のカモシカが居ました・・少し低い所で



そろそろ限界に・・・

金曜日から3日連続で中央部の猟場へ三叉狙いで出かけましたが、今回も出合うのはバンビとヤマドリばかり・・・この時期、警戒心の強い三叉クラスになると日の出前には尾根に帰ってしまうのでしょうね・・・谷筋、林道筋ではほとんど姿を見せなくなりました。そこで、土曜、日曜と尾根筋のポイントまで頑張ることにし、彼らの休憩しているところを急襲する作戦を実行、何とか2カ所見つけ、オスジカを発見、撃ちかけましたが、残念ながら倒すことができませんでした。もう気力、体力とも限界に近づいてきました。あと終猟まで10日余り何とかしして・・・・。

尾根近くで巨大な新しいヌタを発見、豚熱で少なくなっているとはいえ・・・

 

三叉に出合えず・・

昨日、8日に亡くなった愛犬ゴンを裏庭にある歴代愛犬の眠る墓地に埋葬し、終日喪に服しました。寂しくなりましたが、気持ちを入れ替えて、本日、中央部の猟場へ三叉狙いで出かけました。3月に入り日の出が早くなってきたので、いつもより少し早く我が家を出発、6時30分林道の入り口に到着、すでに明るくなってきているので急いで支度を済ませ出発、しばらく出合いなく進んで一般道に出ると、なんとヤマドリのオンパレード、中には私の車に向かってホロ打ちをする有様・・・撃たれないことを知っているのか・・・それから1時間余り標高の高いポイントに向かう林道に出ると思いもよらぬ積雪とアイスバーン・・慌てて4WDに切り替えポイントに到着しましたが、出合うのはバンビばかり・・・残念ながら三叉に出合うことなく9時過ぎ本日終了しました。

最初に出合ったヤマドリ、ホロ打ち3回・・尾羽は80cm位か・・・

このヤマドリの尾羽は80cmを超えてるように見え、腰の白さが際だっていました・・

標高の高い林道はまさかの積雪

 

愛犬ゴン逝く・・・

一ヶ月余り前より寝たきりになり介護していた愛犬のゴンが昨晩、静かに息を引き取りました。14才7ヶ月でした。正月過ぎ辺りから歩きづらくなり、散歩が出来なくなってあっという間でした。猟から引退して4年、家族と余生を静かに暮らし、猟では多くのヤマドリを獲らせてくれて楽しい思い出をたくさん残してくれました。猟犬としての柴犬は5頭飼育しましたが、ゴンが一番長生きでした。私自身の年齢や体力から新たに犬を飼育するのは大変難しいのではないかと今は考えれています。自分の体力に合わせてこれからも犬なしの単独猟を続けて行こうと思っています。ゴンには感謝、感謝です。

 

14年前、秋田から我が家に来た時のゴンです。凛々しい姿です

ゴンのお陰で自己最高のヤマドリを獲った時です